第一志望の大学を目指して日々勉強に励んでいるけど、どうにも成績が上がらない...
こんな場合、第一志望校は下げるべきなのでしょうか?
このような悩みは受験生なら誰もが持っています。
実際に私も、第一志望にしていた大学をセンター試験(現在の共通テスト)後に悩みに悩んだ挙句下げたという経験があります。
そんな私だからこそ、第一志望の大学を下げるべきかについて現在受験生の皆さんに対してアドバイスができると思っています。
そこで今回は、志望校を下げるとモチベーションはどうなるのか、受かりやすくなるのかなどについて私の体験からお話ししていきたいと思います。
志望校は下げるべき?
結論から言いますと、時期にもよりますが、基本的には志望校は下げるべきではないです。
特に、夏休みなどの早い段階で志望校を下げてしまっては絶対にいけません。
第一志望の大学というのは誰にでもそれなりの思い入れがあるはずです。
学びたいことがある、憧れていた先輩が通っている、入りたい部活があるなど人によって様々な熱い思いがあるはずです。
そのような強い思いを早い段階では決してあきらめてはいけません。
また、私は個人的にセンター試験(現在の共通テスト)の後のような直前期でさえ、第一志望は下げない方がいいと思っています。
第一志望校をなぜ下げるべきではないのか?
その理由は次のようなものが挙げられます。
- モチベーションが下がる
- 油断してしまう
- 対策をやり直す必要がある
一つずつ順に解説していきます。
モチベーションが下がる
第一志望校を下げるとやはり、どうしてもモチベーションの維持が難しくなります。
これまでは行きたい大学での生活を夢見て勉強に励んでいたのに、その原動力が一気になくなってしまうわけですから仕方がありません。
これまではA大学に行きたいと思って勉強していたのに、急にB大学のために勉強しろと言われてもやる気になれませんよね。
私も実際にずっと行きたかった大学から別の大学へ志望校を変えたときは一気にモチベーションが下がったのを覚えています。
油断してしまう
そして、志望校を下げると受験難易度も落ちるわけですから油断してしまいがちです。
志望校を下げたから必ず受かるというわけではないので、これまでと比べて勉強しなくなると第二志望校に落ちてしまう可能性もあります。
実際に私はセンター試験後に、模試ではA判定が出ていた大学へ志望校を下げたのですが、油断してしまい、あっけなく落ちてしまいました。
対策をやり直す必要がある
志望校を下げると、確かに入試難易度自体は下がりますが、問題の出題形式や試験で問われる力が違ったりするので新しく対策をし直す必要があります。
ですから、例え問題の難易度は下がっても、これまで解きなれていた出題形式とは全く異なる場合などは対策の立て直しがとても大変です。
第二志望と言えど、これまでその大学の対策をずっとしてきた人に追いつくのはなかなか大変です。
このように、志望校を下げると色々な弊害が出てきてしまうので安易に下げることはおろか、私は直前期であっても最後まで自分の第一志望校をあきらめないことを強くおすすめします。
実際に、C判定やD判定で受かる人もいれば、A判定でも落ちる人はいるので、受験は最後の最後まで何が起こるかわかりません。
志望校を下げるときの注意点
ここまで、第一志望校は極力下げないほうがいいとお話してきましたが、あまりに無謀な挑戦であったり、家庭の事情などで第一志望校を下げざるを得ない場合もあるでしょう。
そんな時に注意しておくべきポイントをまとめてみました。
志望校を下げるときの注意点
- 併願校の対策もする
- 志望校を下げる時期を決めておく
- 私立の第一志望は必ず受験する
一つずつ順に説明していきます。
併願校の対策もする
ここまで第一志望の話ばかりしてきましたが、大学受験は少なくとも2,3校は受験します。
ですから、全落ちすることがないように併願校の対策についても、第一志望とまでは言いませんが、きっちりと行うようにしましょう。
せめて過去問1,2年分を解くくらいはしておきましょう。
志望校を下げる時期を決めておく
志望校を変更する時期はあらかじめ決めておくとよいでしょう。
例えば、「11月の模試でB判定とれなかったら下げる」、「センター試験で8割取れなかったら下げる」といったような感じです。
前もっていつまでに志望校を下げるかを決めておかないと、受験の科目数が変わるなど損をしてしまう可能性があるので要注意です。
私立の第一志望は必ず受験する
仮に模試で思うような成績が取れなかったとしても、私立大学の第一志望は必ず受験するようにしましょう。
私立大学は国公立と違って何校でも受験することが可能です。
ですから、とりあえず受験するだけしておきましょう。
受験して落ちたなら、納得がいくはずです!
とにかくチャンスは積極的につかみに行きましょう。
まとめ
今回は、実際に受験期に第一志望校を下げた私から、志望校を下げるべきかについてお話しさせていただきました。
私の体験からもわかるように志望校は極力下げるべきではありません。
皆さんもせっかくこれまで熱い思いを持って勉強をしてきた志望校を簡単にあきらめてはいけません。
また、どうしても志望校を下げざるを得ない時でも注意すべき点は忘れないようにしましょう。
自分の第一志望を目指してぜひ勉強に熱を入れてください!